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2009年11月12日

深海生物の存在

その過酷な環境のため、深海に生物が存在するかどうかは長く不明であった。1839年にイギリスの博物学者であるEdward

Forbesは、調査船による観測結果を元に「深海(水深550m以深)には生物が存在しない」という「深海無生物説」を提唱

したしかし、その後の底引き網や海底ケーブルを用いた各国の調査により、深海から相次いで生物が採取され、この説は

すぐに否定されることになる。深海生物の存在を決定的に証明したのは、1872年から4年間にわたって行われた英国海軍の

チャレンジャー号による大規模な世界一周探検航海である。この航海がもたらした膨大な海洋学的研究成果をきっかけと

して各国の海洋調査は本格化し、深海魚研究の歴史も幕を開けた。

深海魚研究の課題
深海の生物学的環境は表層における海流や季節性変化、陸地からの物質供給に大きく依存しており、深海魚の生態を海洋

環境と結び付けて理解するためには広範囲かつ経時的な調査が求められる。また、底引き網による乱獲がタラ類など大陸

棚周辺に生息する一部の食用種を激減させていることが報告されており、漁業上重要な深海魚の資源調査の必要性が指摘

されている。

しかし、特殊な探査艇・採集機器を使用する深海魚の調査は多大なコストを要し、大規模で長期間にわたる生態調査のデ

ータは非常に乏しいのが現状である。個々の種類を詳細に調べる手段の進歩とは対照的に、全体的な生態調査という面で

は依然立ち遅れている。トロール網のわずかな改良がまったく異なる漁獲結果を導くこともあり、統一的なサンプリング

手段の確立が望まれている。

深海魚の分布
水平分布
海洋は大陸棚の縁を境として、陸に近い沿岸域と、陸から遠く離れた外洋に水平区分される。深海には光合成を行う植物

のような基礎生産者が存在せず、深海生物のエネルギー源となる有機物は主に浅海と陸地から供給される。このため、一

般的に深海魚(および他の深海生物)は陸に近い海域ほど多く、外洋に出るほど少なくなる。また、熱帯域の外洋では対

流が起きないため表層の生物が少なく、利用可能な堆積物に乏しい荒涼とした海底が広がることもある。

海底地形がその分布に大きく影響する底生性深海魚に対し、遊泳性深海魚は広範囲な分布域をもつ種類が多い。その生物

群系は主に気候や大陸・島嶼地形の影響を受けながらおよそ20に分類され、これは他の生物群と比較して著しく少ない区

分数である。ハダカイワシやムネエソ類など、大陸棚に沿った分布域を示す遊泳性深海魚を、「pseudoceanic(偽外洋性

)」と特に区別して呼ぶこともある。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
深海生物は陸に近づけると圧力でつぶれてしまうようです。

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